米キーサイト・テクノロジーズは、同社のオシロスコープ「Infiniiumシリーズ」の次世代モデルとして、自動解析ツール搭載のハードウェア・アクセラレーション・オシロスコープと位置付けた「Infiniium MXR Bシリーズ」を発表した。

  • 「Infiniium MXR Bシリーズ」の製品イメージ画像

    「Infiniium MXR Bシリーズ」の製品イメージ画像(出所:キーサイト)

通常、エンジニアが信号の詳細を表示できないオシロスコープを使用することで、バグや故障の発生が懸念される製品を発売してしまうリスクにつながるが、デジタル信号の品質を示すシグナルインテグリティに優れたオシロスコープを使用することで、信号への影響を最小限に抑え正確で詳細な情報を表示できるようになるため、エンジニアはより良い製品のテストとデバッグを行うことができるとされている。

そうした中で今回発表されたInfiniium MXR Bシリーズは、最大6GHzの帯域幅までカバーすることが可能で、ゾーントリガーや異常検出、リアルタイム・スペクトラム解析(RTSA)、50MHz任意波形発生器などの自動デバッグツールを内蔵しているほか、8つの測定器の機能を1台に統合し限られた作業スペースと予算を有効活用できる仕様で、そうした搭載されてい機能の多くが要件の変化に合わせてアップグレードすることが可能となっている。

また、同シリーズの大きな特徴としては、ハードウェアアクセラレーションと自動解析により、異常検出やデザイン・コンプライアンス・テスト、パワーインテグリティ解析、50以上のシリアルプロトコルのプロトコルデコードなど、全チャネル同時のマスクテストなどを自動化できるため、トラブルシューティングの時間を短縮することが可能が挙げられる。

また、クラス最高レベルの低ノイズフロアや有効ビット数(ENOB)、低いシステムジッターなどにより高い分解能を提供できるため、正確に可視化と忠実な信号表示を実現するほか、20万wfms/sを超える波形更新レートや16Gsa/sの高速サンプリングレート、チャネルの使用に関係ない最大6GHzの帯域幅などの性能を活用することにより、信号の重要なイベントを捕捉できるともしている。

なお、キーサイトでは、こうした優れたオシロスコープとシグナルインテグリティ、内蔵の自動解析ツールを組み合わせたInfiniium MXR Bシリーズを使用することで、エンジニアは従来、長い時間を必要としていたテストとデバッグ時間を短縮できるようになり、複雑なシステムであっても数時間ではなく数分で症状から根本原因を特定し、より迅速に製品を市場投入できるようになるとしている。