ほくほくフィナンシャルグループの北陸銀行および北海道銀行と富士通は9月22日、銀行業務に生成AIを活用する実証実験を開始することを発表した。両行は富士通のAIプラットフォーム内の環境にアクセスできるようになるため、環境設定などが不要で構築時間を省略しながら迅速にトライアルに着手できるようだ。
具体的には、銀行内の問い合わせ対応や各種業務書類の文書生成およびチェック、プログラムの作成などにおいて生成AIを活用する。この実証を通じて、銀行業務において生成AI活用が有効なユースケースを洗い出し、その正確性や効率性、実効性を検証するという。
その他、法人への融資における行内説明や決裁文書の作成と校正、プログラムの作成やテストデータの作成、プログラム内のバグ検知と修正方法の提示などにも生成AIを活用する予定だ。
なお、富士通がAIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi (code name) - Fujitsu AI Platform」を通じて提供している、対話型生成AIコアエンジンを活用するようだ。