PostgreSQLグローバルデベロップメントグループは9月14日(現地時間)、オープンソースのリレーショナルデータベースエンジン「PostgraSQL」の最新版となる「PostgreSQL 16」をリリースした。 2022年10月13日にリリースされたPostgreSQL 15に続くメジャーアップデートであり、クエリの並列処理やバルクデータローディング、論理レプリケーションなどの性能が大幅に改善されているほか、SQL/JSON構文の追加や、監視機能やアクセス制御の改善など、多くの修正が行われている。
PostgreSQL 16における変更点は、次のリリースノートにまとめられている。
主な改善ポイントとしては、以下を挙げることができる。
- 新しいクエリプランナの最適化による、既存のPostgreSQL機能の性能向上
- 「COPY」を利用したバルクデータローディングが単一操作と同時操作の両方で改善
- 論理レプリケーションの性能やアクセス制御の向上
- SQL/JSON標準の構文の拡充
- psqlコマンドの拡張
- ワークロードの監視機能の向上
- アクセス制御のためのよりきめ細かなオプションの提供
PostgreSQL 16は次のページよりWindows版、Linux版、macOS版、BSD版、そしてSolaris版と、ソースコードをダウンロードすることができる。