フィッシング対策協議会(Council of Anti-Phishing Japan)は9月11日、「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|日本生命をかたるフィッシング (2023/09/11)」において、日本生命を偽るフィッシングの報告を受けているとして、注意を呼び掛けた。

メールの件名としては以下が確認されており、注意が必要(下記以外の件名が使われている可能性もある)。

  • ALPS処理水放出による国民への被害に対しては

確認されている偽サイトとしては、次のURLが挙げられている(下記以外のURLが使われている可能性もある)。

  • https://www.thewise●●●●.net/
  • https://www.yeguan●●●●.net/

報告されている詳細内容は次のとおり。

  • ALPS処理水放出による被害に対して日本生命保険相互会社が無償で保証を行うため、これが原因と見られる病気と診断された場合には前金を支払うといった旨のメールが送られてくる。リンク先はフィッシング詐欺サイトになっており、個人情報の窃取およびクレジットカード情報の窃取が行われる
  • 2023年9月11日の時点で、フィッシングサイトは稼働している
  • フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|日本生命をかたるフィッシング (2023/09/11)

    フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|日本生命をかたるフィッシング (2023/09/11)

フィッシング詐欺に使われているWebサイトは一見しただけで判別することが難しい。真偽の確認を行うには、メールやメッセージに含まれているリンクからたどるのではなく、公式アプリやWebブラウザに登録したブックマークなどからアクセスするなどの操作を行い、確認を行うことが望まれる。

フィッシング対策協議会は、フィッシングサイトやフィッシングメールを発見した際には同協議会まで報告してほしいと呼びかけている(参考「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan | 報告」)。