フィッシング対策協議会(Council of Anti-Phishing Japan)は9月4日、「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|ETC 利用照会サービスをかたるフィッシング (2023/09/04)」において、ETC利用照会サービスを偽るフィッシングの報告を受けていると伝えた。

メールの件名としては、以下が確認されており注意が必要(下記以外の件名が使われている可能性もある)。

  • 【重要なお知らせ】解約予告のお知らせ(ETC利用照会サービス)
  • 【重要】ETCサービスご利用者様へ大切なお知らせ番号:●●●●●●
  • 【ETC】緊急通知
  • ETC利用照会サービスアカウントの更新のお願い
  • ETCサービスご利用者様へ大切なお知らせ
  • ETC利用照会サービス解約予定のお知らせ

確認されている偽サイトとしては、次のURLが挙げられている(下記以外のURLが使われている可能性もある)。

  • https://qinghai●●●●.cn/?id=info
  • https://gansuji●●●●.cn/?id=info
  • https://www2-etueng.gugyk.●●●●.com/
  • https://www2-etucardsda.ushgyeoru.●●●●.gd/
  • https://etc-●●●●-jp.com/
  • https://lif●●●●.cn/index.php?id=●●●●
  • https://6ir●●●●.icu/
  • https://fw5●●●●.icu/
  • https://gt79rms.●●●●.com/

報告されている詳細内容は次のとおり。

  • 長期間ログインがないためにこのままだと登録が解約となるといった旨や、セキュリティ強化の一環としてアップデートを実施しておりその関係で手続が必要であるといった旨のメールが送られてくる。リンク先はフィッシング詐欺サイトになっており、アカウント情報の窃取、クレジットカード情報の窃取、個人情報の窃取などが行われる
  • 2023年9月4日の時点で、フィッシングサイトは稼働している
  • フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|ETC 利用照会サービスをかたるフィッシング (2023/09/04)

    フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|ETC 利用照会サービスをかたるフィッシング (2023/09/04)

フィッシング詐欺に使われているWebサイトは一見しただけで判別することが難しい。真偽の確認を行うには、メールやメッセージに含まれているリンクからたどるのではなく、公式アプリやWebブラウザに登録したブックマークなどからアクセスするなどの操作を行い、確認を行うことが望まれる。

フィッシング対策協議会は、フィッシングサイトやフィッシングメールを発見した際には同協議会まで報告してほしいと呼びかけている(参考「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan | 報告」)。