宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は9月4日、天候不良により打ち上げを延期していたJAXAの「X線分光撮像衛星(XRISM)」と「小型月着陸実証機(SLIM)」を搭載したH-IIAロケット47号機(H-IIA・F47)の打ち上げ日を9月7日に設定し直したことを発表した。

新たな打ち上げ予定時刻は9月7日の8時42分11秒(日本標準時)で、打ち上げの予備期間は当初からの変更はなく9月15日までとなっている。また、打ち上げが1日延期されるごとに打ち上げ時刻はおよそ4分ほど前倒しとなっていく。

H-IIAロケット47号機には宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「X線分光撮像衛星(XRISM)」および「小型月着陸実証機(SLIM)」が搭載されており、2機同時の打ち上げということでフェアリングはデュアル打ち上げ用の「4/4D-LC」を採用。H-IIAロケットとしてはもっとも長い形態となっている。

なお、7日の打ち上げに可否については、確定ではなく、三菱重工では引き続き、天候状況に注視して判断を行っていくとしている。

  • 前回の打ち上げ予定日時である8月28日9時26分22秒(日本標準時)に向けて射場で待機していたH-IIAロケット47号機

    前回の打ち上げ予定日時である8月28日9時26分22秒(日本標準時)に向けて射場で待機していたH-IIAロケット47号機。この日は上空の風が打ち上げ条件を満たさなかったため、中止となった (写真提供:大塚実)