レバレジーズは8月9日、ITエンジニア専門新卒向け就職支援エージェントのレバテックルーキーが2025年卒業予定のエンジニア志望学生165名を対象に実施した、就職活動に関する意識調査の結果を発表した。新卒エンジニアの就活開始時期が年々早期化していることが明らかになった。
調査によると、25年度卒エンジニア志望学生のうち、2023年6月までに就職活動を開始した学生は66.6%。昨年の調査では6月までに就職活動を開始した学生は59.3%と、6月までに就職活動を開始した学生の割合は昨年より7.3pt増加し、引き続き早期化傾向が見られる。
サマーインターンシップへの参加意欲については、半数のエンジニア志望学生が「非常に参加したい」と回答した。「どちらかというと参加したい」という回答も35.8%と、8割以上が参加を希望している。
参加目的としては、「業界・企業・職種を理解するため」が73.2%で最多。次いで「早期での内定獲得を狙うため」(40.8%)、「入社後のミスマッチをなくすため」(31.0%)となった。学生がサマーインターンに積極的に参加する背景には、業界や企業、職種の理解だけが目的でなく、より早期の内定獲得を狙う意図も見受けられるという。
エンジニア志望学生の6割以上が、「既に本選考が始まっている企業があれば積極的に受けてみたい」と回答した。理由としては「早期に内定が欲しいから」(65.7%)、「何かしら企業と接点を持っておきたいから」(65.7%)といった回答が多い。競争の激しい就職市場において、他の学生よりも早く内定を獲得することで、就職活動を優位に進めたいと考える学生が多いのではないかとレバレジーズはみている。
レバレジーズはこれらの調査結果から、新卒エンジニア採用に注力する企業は、サマーインターンを活用して他社よりも早いタイミングから学生との関わりを持ち、企業の魅力をアピールすることが重要だとしている。