Space BDは、2023年8月26日に打ち上げ予定のH-IIAロケット47号機を応援するプロジェクトとして、「鉄腕アトムとロケット打ち上げ応援プロジェクト」を始動することを発表した。
衛星打ち上げサービスや国際宇宙ステーション(ISS)利活用サービスを基幹事業として、宇宙の新たな利活用の創出を目指すSpace BDは、宇宙利用のすそ野拡大を実現する上で、宇宙への打ち上げ手段の確立が重要だと捉えているという。中でも日本の宇宙産業を盛り上げていくためには、国産ロケットの発展が大事な要素だと考えているとする。
そして先般、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は、H-IIAロケット47号機を、2023年8月26日に種子島宇宙センターから打ち上げることを決定。同ロケットには、JAXAが開発したXRISM(X線分光撮像衛星)およびSLIM(小型月着陸実証機)が搭載される予定で、地球観測や月面探査において大きな進展となることが期待されている。
そこでSpace BDは、H-IIAロケット47号機の打ち上げをオールジャパンで応援すべく、協力スポンサーである三菱重工とともに「鉄腕アトムとロケット打ち上げ応援プロジェクト」を始動する。なお鉄腕アトムは、同名のマンガ作品中で2003年誕生と設定されており、2023年は誕生から20年という節目の年となる。
この応援プロジェクトの取り組みとして、打ち上げ予定のH-IIAロケット47号機には、同プロジェクトのために特別にデザインされた鉄腕アトムのイラストが貼り付けられる。イラストのデザインはアーティストのVICTOR KAITO氏が担当。鉄腕アトムとともに明るい幸せな未来を願うキーワードや動物たち、さらにXRISM・SLIMのエッセンスが隠されていて、背景はXRISMから見る宇宙の世界をイメージしたものだという。
また同プロジェクトでは、エムエスディと損害保険ジャパン(損保ジャパン)がサポーター企業として協賛している。