アステリアは5月1日、同社が提供する企業データ連携(EAI/ESB)製品「ASTERIA Warp(アステリア ワープ)」(Warp)と米OpenAIが開発した生成AI(人工知能)「ChatGPT」を連携する専用アダプター「生成AIアダプター for ChatGPT」を開発し、同日より実験版の提供を開始すると発表した。

アステリアは2019年、AI専業子会社のAsteria ARTを設立している。そして、ChatGPTの公開当初から自社製品のソフトウェアが連携する機能の開発に着手した。第1弾として、Warp専用アダプターを開発した。

同アダプターにより、さまざまな社内システムとChatGPTとの連携や、クラウドサービスとChatGPTの連携がノーコードで実装できるという。社内システムなどから入力したデータをAPIを介してChatGPTに連携でき、ChatGPTによる回答内容もAPIを通じて社内システム上で閲覧できる点が特徴だ。

  • 社内システムとChatGPTをノーコードで連携できる

    社内システムとChatGPTをノーコードで連携できる

同社は今後、ChatGPTをはじめとする生成AIの応用研究や自社製品との連携機能を強化し、ユーザー企業における最新テクノロジーを取り込んだシステム構築を支援していく考えだ。