米Microsoftが社名を冠したアクセサリの製造を終了し、今後は「Surface」ブランドに集中していくという。

Microsoftはキーボード、マウス、Webカメラなどの周辺機器を「Microsoft」ブランドで展開しているが、今回これを終了する。同社は、1983年にMicrosoftブランドのマウスを発売しており、40年の歴史がある事業だ。

Microsoftは2012年から「Microsoft Surface」として、タブレットPCを中心としたハードウェア事業を展開しているが、今後はSurfaceブランドで展開する周辺機器にフォーカスする。

Microsoft シニアコミュニケーションマネージャーのDan Laycock氏は「今後は、Surfaceブランドの下で展開するWindows PCのアクセサリポートフォリオにフォーカスする」とコメント。具体的な製品カテゴリとして、マウス、キーボード、ペン、ドック、アダプティブアクセサリなどを挙げている。

SurfaceはMicrosoftブランドのアクセサリより高価格帯となるが、Surfaceラインで低価格帯のアクセサリが登場するかどうかは不明のようだ。

Microsoftは1月に1万人規模の人員削減を発表している。4月に発表した直近の決算(2023年1~3月期)では、Surfaceを含むデバイス事業は前年同期比30%の減少と報告していた。一連の報道はThe Vergeが、Microsoftからのコメントとともに報じている。