CMS実行基盤「KUSANAGI」を提供するプライム・ストラテジーは4月24日、同一サーバー内でプロファイルごとに異なるバージョンのPHPアプリケーションを運営できる「KUSANAGI Container」機能のリリースを発表した。「KUSANAGI 9 Business / Premium Edition」のみでの提供となる。

「KUSANAGI Container」の利用イメージ(同社資料より)

「KUSANAGI Container」の利用イメージ(同社資料より)

今回、Podmanによるコンテナ化技術を活用した「KUSANAGI Container」をkusanagiコマンドとして提供。従来は、全てのプロファイルでOS共通のPHPしか利用できなかったが、同機能を活用することでプロファイルごとに異なるバージョンのPHPを手軽に運用でき、異なるPHPバージョンの動作検証やCMSのグルーピングなど運用コストや工数削減効果も期待できる。同社では、今後プロファイルごとに権限を分離できる権限分離コンテナの実装を目指し、開発を進めていくという。同社公式ブログにはセットアップ手順や技術的側面を掲載している。