ソースネクストは4月17日、文字起こしが可能なAI(Artificial Intelligence:人工知能)のWebアプリ「AutoMemo Home(オートメモ ホーム)」の提供を開始することを発表した。6月にベータ版を、夏ころに本公開を予定している。

同アプリでは、オートメモ製品で録音した音声の文字起こしに加えて、録音データの管理や共有、文字起こしした内容の編集が可能。さらに、自動で話者を識別できるようになり、議事録作成にかかる手間の削減が見込める。

  • Webアプリ「AutoMemo Home」の提供を開始する

    Webアプリ「AutoMemo Home」の提供を開始する

また、同じアカウントで利用している他のオートメモ製品と自動で連携しており、転送することなく録音したデータをWebで管理できるようになる。文字起こしが完了したらすぐにテキストを編集可能。Web上ですべての作業を完結できるという。

  • シリーズ他サービスとの連携が可能

    シリーズ他サービスとの連携が可能

話者を自動で認識し文字起こし結果を話者ごとのブロックに分割する機能も備える。録音音声を聞かなくても誰が話していたのかを理解できるため、テキストだけでも内容理解を促す。1つのブロックの名前を設定すると、同じ人物と認識したブロックにも名前の変更が反映される。

閲覧専用のURLを発行可能で、URLを共有された人であれば誰でも文字起こしの結果を閲覧できる。オートメモを使っていない人への情報共有しと内容の確認を支援する。

同社が展開するオートメモシリーズは、録音した音声を文字起こしして編集や共有が可能な文字起こしAI。OpenAI社の音声認識エンジン「Whisper」を一部で採用しており、文字起こし精度の向上を図っている。