PFUは4月6日、イメージスキャナー「fiシリーズ」「SPシリーズ」「ScanSnap」を、富士通からリコーブランドに変更して販売開始することを発表した。同社は2022年9月の株式譲渡により富士通グループからリコーグループとなっており、2023年1月にはスキャナー商品をリコーブランドに変更する旨を発表し記者会見を開いていた。

  • スキャナーをリコーブランドへ変更する

    スキャナーをリコーブランドへ変更する

予定通り既存スキャナー全商品をリコーブランドへ変更し、4月から順次市場へ出荷する。8月末までには国内を含め世界の全リージョンのスキャナー出荷をすべてリコーブランドに切り替える予定だとしている。なお、機器上のシルク印刷や梱包箱ロゴを変更するのみで、型名や仕様は従来通り。

同社はさらに、同日から日本および世界各国のWebサイトをリコードメインで順次運用開始し、スキャナー商品カタログもリコーブランドへと改版するとのことだ。

また、リコーブランド初の新商品として、RICOH fi-8040 / fi-70Fの2機種を、業務用イメージスキャナーの新ブランド「RICOH fi Series」から販売する。

fi-8040は特に医療機関や官公庁で用いられるエントリーモデル「fi-7030」の後継機種に相当する。本体には4.3インチのカラータッチパネルを搭載し、従来比で1.5倍となる毎分40枚(80面)の読み取りが可能。

一方のfi-70Fは自治体や病院、店舗など窓口における本人確認業務で導入されている「fi-65F」の後継機種に相当。運転免許証などの本人確認書類を約1秒で読み取れる。

  • 新たに販売を開始する2機種

    新たに販売を開始する2機種