ノーコードでのIoT(Internet of Things:モノのインターネット)プラットフォームである「MEEQ(ミーク)」を手掛けるミークは1月10日、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する予測分析ツール「Prediction One(プレディクション ワン)」とMEEQの連携サービスを開始したことを発表した。

  • Prediction One連携の概要図

    Prediction One連携の概要図

MEEQは月額143円(税込み)から利用開始でき、モバイル通信回線やコーディング不要で利用可能なデータプラットフォーム。コンソールから国内3キャリア(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)のLTE回線やLPWA回線、閉域網構築などの発注、アクティベーション、通信量監視などが可能だ。

一方のPrediction Oneは、機械学習やプログラミングなどの専門知識を持たないユーザーでも予測分析ができるよう支援する、非専門家向けの分析ツール。

これまで、人数カウントセンサなどの値から将来の来訪者数を予測したい場合、手法は確立されていても、実際にそのシステムを店舗などに導入して運用するためには、専門知識を有する人材の確保などに手間や費用がかかる課題がある。

今回MEEQとPrediction Oneが連携したことで、こうしたセンサー情報の入力が必要な予測分析を、ノーコードで誰でも実現できる仕組みを目指したとのことだ。

連携サービスの利用料は無料だが、Prediction Oneの利用料、MEEQ SIMやMEEQデータプラットフォーム利用料、データハブ利用料などが別途必要となる。

予測分析の対象となるデータは、利用者のIoTデバイスからMEEQ IoTストレージに送られて蓄えられたデータ。機械学習やプログラミングなどの専門知識が不要で、数回のクリック操作でPrediction Oneの予測分析モデルを作成でき、MEEQコンソールからPrediction Oneとの連携を設定可能だという。

また、今回のPrediction One連携機能のリリースと同時に、MEEQコンソールからデータハブを操作できるよう機能を拡張している。利用者が独自のシステムを構築することなく、MEEQに対応している外部アプリケーションであるPrediction Oneとの連携や、MEEQ AIの設定がMEEQコンソールから可能となる。