DataRobotは12月15日、企業のAI管理・ガバナンスを強化する「コンプライアンスドキュメント」日本語版の提供を開始した。同機能は、DataRobot以外で構築されたモデルも含め、すべてのモデルのコンプライアンス文書 を作成することが可能。
モデル・レジストリ(インベントリ)でモデル・パッケージを作成すると、そのモデルのコンプライアンス文書を自動生成することができる。コンプライアンス文書では、モデルのコンポーネントが意図したとおりに動作すること、モデルが意図したビジネス目的に対して適切であること、モデルが概念的に健全であることを証明する。
同機能により、「エグゼクティブサマリーおよびモデルの概要」「モデルデータの概要」「モデルの理論的フレームワークと手法」「モデルのパフォーマンスおよび安定性」を自動的にレポートとしてまとめることができる。
加えて、DataRobotで構築されたモデルに限らず、顧客が運用するさまざまなモデル(Python, R, SASなど、さまざまなコーディング言語で構築されたモデル)もサポートする。
同機能は米国の銀行業界におけるFederal Reserve System の SR 11-7(モデルリスク管理に関するガイダンス、 2011)への対応にも対応するよう自動的に構成される。