ispaceは12月1日、同日17時37分(日本標準時)に予定していた同社の民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1の打ち上げについて、打ち上げを行うスペースXのロケット「Falcon9」の追加点検作業が発生したことを受け、打ち上げの延期を決定したことを発表した。

日本初、また民間では世界初となる月面着陸を目指し、月面ランダー(着陸機)の打ち上げを予定しているispaceは、11月28日にFalcon9ロケットへのランダー搭載完了を発表。Falcon9ロケットは、11月30日に米国フロリダ州のケープカナベラル基地40射点より打ち上げられる予定だった。

  • Falcon9ロケットのフェアリングへの搭載が完了していたHAKUTO-Rの月面ランダー

    Falcon9ロケットのフェアリングへの搭載が完了していたHAKUTO-Rの月面ランダー(出典:ispace)

しかし、ispaceは同30日、Falcon9ロケットに一部確認作業が必要となったため、打ち上げを翌日に延期することを発表していた。

なお同社は、新たな打ち上げ日程などについて、スペースXと協議した上で確定し次第追って発表する予定だとしている。