アルテアエンジニアリングは11月22日、米国、中国、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、韓国、スペイン、英国の10カ国のデータサイエンス、研究開発、経営管理をはじめとする職務に従事する2007名を対象に、5月4日から24日の期間に行った「デジタルツイン技術に関する調査」の結果を発表した。

「あなたの組織にとって、デジタルツイン技術はどの程度重要ですか?」という質問では、日本人の95%が「重要(とても重要、やや重要を含む)」と回答しており、平均よりやや低いものの、デジタルツイン技術に対する意識自体には大きな開きがないことが明らかになった。

  • あなたの組織にとって、デジタルツイン技術はどの程度重要ですか? 引用:デジタルツイン技術に関する調査

その一方で「あなたの組織はデジタルツイン技術を活用していますか?」という設問では、フランスについで2番目に少ない59%という結果にとどまり、最も「活用している」と回答した人が多かった中国の94%と比較すると大幅な開きがあることが判明した。

  • あなたの組織はデジタルツイン技術を活用していますか? 引用:デジタルツイン技術に関する調査

また「組織がデジタルツイン技術を採用するのはいつになると思いますか?」という問いに対しては、「6か月以内」と回答した日本人の割合はわずか6%にとどまっており、全体平均の12%と比較しても少ない結果に。中でも、「今後 2カ月以内またはそれよりも早い時期に」と回答したのは0%となった。また、「わからない」という回答が62%と、諸外国と比較した際に倍以上の結果となっているという。

  • 組織がデジタルツイン技術を採用するのはいつになると思いますか? 引用:デジタルツイン技術に関する調査