10月26日から28日まで、幕張メッセで開催されているJapan IT Week[秋]。同展示会は600社ものIT系企業が一堂に会する日本最大級のIT展示会だ。2022年は、さまざまなジャンルから計11個のIT専門展によって構成されている。

本稿では、IoT&5Gソリューション展に展示している、場所やデバイスを問わず秘匿性の高い監視カメラ映像を閲覧可能とする「KDDI Video Management Service」について紹介する。

  • ブースでは、KDDIが提供している11のサービスが展示されている

「KDDI Video Management Service(KVMS)」 は、11月28日から提供開始されることがリリースされたばかりのKDDIの最新のサービスで、各種デバイスから取得した映像を、閉域ネットワークに直接接続されたセキュアなクラウド環境で統合管理・可視化することができるプラットフォームサービス。

まず、同サービスはサービスに適合したカメラ設備への変更や、データ格納用のサーバを各拠点で準備するといった初期投資が不要だ。加えて、カメラの機能によっては、映像を複数ストリーム出力することができ、既存設備の録画システムに映像を出力しながら、もう1ストリームをサービスに出力することが可能なため、複数環境で映像を保存することによってデータの保全性を高められるという。

最大の特徴は、各拠点で構築・分散管理している重要な映像データを統合管理するという点。複数拠点の映像管理インフラを統合・共通化し、利用用途・部門・拠点の増減があっても、柔軟に拡張・縮小することが可能だという。

同サービスを利用することにより、各拠点のオンプレミス環境に分散している映像データを、セキュアなクラウド上で統合管理・可視化できるようになるほか、映像に動きを検知したら自動的にメールアラートを発報することが可能なため、映像監視の省力化を図ることも実現できる。