アクセンチュアは9月27日、東芝と共同で、企業の脱炭素を軸とした変革「グリーントランスフォーメーション(GX)」の加速に向け連携を開始したことを発表した。

  • アクセンチュアと東芝、企業の脱炭素を軸とした変革「グリーントランスフォーメーション(GX)」の加速に向け連携

    アクセンチュアと東芝、企業の脱炭素を軸とした変革「グリーントランスフォーメーション(GX)」の加速に向け連携

両社は、温室効果ガス(GHG)排出量が多い業界、エネルギーマネジメントのさらなる効率化が求められる企業に対して、カーボンニュートラルの実現に向けた戦略策定から実行段階に対するGXコンサルティングサービスを連携して開始する。

今後は、顧客企業が排出するGHGの実際の削減に向けて、両社のGHG削減ソリューションの相互連携やサービスの共同開発まで連携範囲の拡大を目指すということだ。

東芝 代表執行役副社長 COOの柳瀬悟郎氏は、次のように述べている。「アクセンチュアとGXコンサルティングサービスを開始することを嬉しく思います。当社グループは、『人と、地球の、明日のために。』の経営理念のもと、カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミーの実現に貢献すべく事業を展開しています。当社グループはこれまでも幅広い事業を通じて社会課題の解決に貢献する技術・サービスの提供を行ってきました。今後、アクセンチュアとともに、企業のカーボンニュートラルの実現に向けた計画の策定から目標達成まで、一貫して提案・支援するGXコンサルティングサービスを提供することで、さらなる事業の拡大とカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいりたいと考えています」

アクセンチュア 取締役副社長の五十嵐慎二氏は、次のように述べている。「脱炭素社会の実現は、もはや環境意識の高い層や一部のグローバル企業だけの課題でなく、日本企業も含めた、ほぼすべての企業が取り組むべき重要な経営アジェンダになっています。アクセンチュアは、グローバル規模で培ってきたデジタルトランスフォーメーションに関する豊富な知見やサステナビリティ領域のサービスを、東芝が誇る先進技術と組み合わせてまいります。これによって、あらゆる業界における企業が、地球規模の課題解決に貢献し、持続的なビジネスを実現できるよう支援してまいります」