センシンロボティクスとSAPジャパンは9月12日、石油、化学、素材、ガス、電力などの企業が保有する大規模プラント設備の保全を効率化する業務自動化統合プラットフォーム「SENSYN CORE(センシンコア)」の提供を発表した。同プラットフォームは、SAPがパートナー企業と協力して提供する業界のニーズに特化したソリューション群の1つとなる。

同プラットフォームでは、ロボットの自動制御、データ分析・解析、外部システムとの連携などの機能を有するコンポーネントを組み合わせて、対象業務に特化したアプリケーションを開発することができる。

また、点検するプラント設備の情報を同プラットフォームに入力することで、ドローンの飛行ルートを自動生成することも可能だ。そのルートを基にドローンを飛行させて点検作業を実施し、プラント設備の点検画像など必要なデータを取得することができる。これにより、点検作業の省人化・自動化とともに、人の移動頻度が削減され、人的ミスの減少が期待できる。

なお、同プラットフォームはSAP Business Technology Platformを使用してオープンなプラットフォーム上に構築されているため、既存システムと連携することも可能だ。SAP Asset Intelligence Networkに格納されている設備情報を呼び出して、点検対象となるプラント設備の情報を連携できる。