TISインテックグループのTISとヘルステック研究所は8月23日、京都工場保健会の協力のもとで、受診者が自身の健康診断の結果をスマートフォンアプリ「健康日記」内でリアルタイムに閲覧できるシステムを共同で開発したことを発表した。
また、一部の後日に送られる検査結果は、健診結果が全てそろったタイミングでスマートフォンの画面上にプッシュ通知を送信する。なお、同システムは今秋以降に実施される京都工場保健会の健康診断で実装予定とのこと。
同システムはTISが提供する医療・健康情報双方向連携サービス「ヘルスケアパスポート」を使用しているため、健診関連サービス企業は自社のアプリを活用しながら、健診データの連携・管理を医療機関と同水準のセキュリティで実現可能でだとしている。
健康日記はヘルステック研究所と京都大学の共同研究によって開発された生涯PHR(Personal Health Record)アプリだ。自分で日々の体重や血圧、カロリー、服薬履歴などを記録できるほか、スマートフォンのヘルスケア機能と連携すれば歩数などを自動的に記録可能だ。
同アプリは女性の毎月の不調や妊活をサポートする体調管理機能や、服薬のタイミングを知らせる機能なども搭載している。お薬手帳や母子手帳、診察券などの情報も管理できるため、同アプリで自身の健康記録を一元化することも可能。