「ActiveReportsJS」(グレープシティ公式Webサイト)

「ActiveReportsJS」(公式Webサイト)

グレープシティは、ブラウザ上で動作する帳票ビューワなどのアプリケーションが開発できるJavaScript帳票ライブラリ「ActiveReportsJS」の最新バージョンV3.1Jを31日にリリースする。最新バージョンでは、JavaScriptで並列処理を実現する"Web Worker"を活用。バックグラウンドでレポート生成処理を行うことで、数万件の大量のデータを処理する際にもブラウザの負荷を軽減し、データを読み込むようにしている。

  • Web Workerによるレポートのバックグラウンド生成機能(同社資料より)

    「Web Worker」によるレポートのバックグラウンド生成機能(同社資料より)

また、Tablix(行列形式に配置したセルにデータを表示するデータ領域)での帳票出力で複数ページにまたがる場合、改ページ方向を縦/横で選択可能に。軸ラベルの縦書き表示やマーカーサイズ色・項目名などの設定、折れ線グラフのX軸とY軸の入れ替えなどチャートのカスタマイズ性の向上も図られている。ほか、チャート内の平均値、中央値、特定の値を示す参照線、参照帯、加えてデータの変動を示す傾向線の表示も可能となり、表現力も向上している。

  • Tablixの改ページ方向の設定機能(同社資料より)

    Tablixの改ページ方向の設定機能(同社資料より)

なお、1年定額制のサブスクリプション方式での販売となり、初回費用が1開発ライセンスで165,000円(以下、税込)、1配布ライセンス(1ドメイン)で660,000円。