The Hacker Newsは7月18日(米国時間)、「Several New Play Store Apps Spotted Distributing Joker, Facestealer and Coper Malware — The Hacker News」において、Google PlayストアにおいてJoker、Facestealer、Coperといったマルウェアファミリーを配布する複数のアプリが発見されていると伝えた。

Googleは、Androidアプリを提供する公式サイトとして、Google Playストアにマルウェアが混入することのないように対策に取り組み続けている。信頼できるアプリを提供するストアとしての信頼性を確保することは、Googleにとってきわめて重要なことだ。

しかし、サイバー犯罪者は、コードの更新、実行方法、ペイロードの取得技術などを定期的に変更するなどして、巧妙にGoogle Playストアの検出機能を回避する方法を発見し続けており、常に何らかのマルウェアが混入しているといった状況を生み出している。

The Hacker Newsはセキュリティベンダーの報告などに基づいて、現時点でもJoker、Facestealer、Coperといったマルウェアファミリーを配布する複数のアプリが存在するとして、注意を呼びかけている。Google Playストアはそれ以外のAndroidアプリを提供するストアよりも安全だと考えられているが、それでもマルウェアを完全に排除することは難しい。ストアからアプリを入手する際は、常にマルウェアをインストールするかもしれないというリスクが存在することを認識するとともに、インストール前に信頼できるアプリであるか確認するといった対処を行っていくことが望まれる。