フィッシング対策協議会(Council of Anti-Phishing Japan)は5月22日、「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|国税庁をかたるフィッシング (2024/05/22)」において、国税庁を偽るフィッシングの報告を受けていると伝えた。

フィッシングメールの件名

メールの件名として、以下が確認されており注意が必要(下記以外の件名が使われている可能性もある)。

  • 税務署からのお知らせ【宛名の登録確認及び秘密の質問等の登録に関するお知らせ】
  • 税務署からのお知らせ【e-Tax個人アカウントの登録確認に関する重要なお知らせ】
  • e-Tax税務署からの【未払い税金のお知らせ】
  • 【督促状】滞納した税金がございます
  • 【重要】滞納した税金がございます
  • 【税務署】未払い税金のお知らせ
  • 【税務署】未払い税金のお知らせ(自動配信メール)
  • 【重要】国税電子申告・納税システム

フィッシングサイトのURL

確認されている偽サイトとしては、次のURLが挙げられている(下記以外のURLが使われている可能性もある)。

  • https://kokuzei.noufu●●●●.com/
  • https://jp.uber●●●●.net/
  • https://is●●●●.net/
  • https://slg●●●●.net/
  • https://xk●●●●.net/

フィッシング対策協議会に報告されている内容

報告されている詳細内容は次のとおり。

  • 国税が未納付であることを通知するメールや所得税などが未納付であることを通知するメールが送付されてくる。支払いを促す内容になっており、掲載されているリンク先がフィッシング詐欺サイトになっている。フィッシング詐欺サイトでは個人情報の窃取やクレジットカード情報の窃取などが行われる
  • 2024年5月22日の時点で、フィッシングサイトは稼働している
  • フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|国税庁をかたるフィッシング (2024/05/22)

    フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|国税庁をかたるフィッシング (2024/05/22)

フィッシング詐欺に使われているWebサイトは一見しただけで判別することが難しい。真偽の確認を行うには、メールやメッセージに含まれているリンクからたどるのではなく、公式アプリやWebブラウザーに登録したブックマークなどからアクセスするなどの操作を行い、確認を行うことが望まれる。

フィッシング対策協議会は、フィッシングサイトやフィッシングメールを発見した際には同協議会まで報告してほしいと呼びかけている(参考「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan | 報告」)。