NTT西日本とNTTビジネスソリューションズのNTT西日本グループは7月20日、REXEVへの出資および業務提携について合意したことを発表した。今後、3社は協業により、EV(電気自動車)の普及に向けた諸課題を解決しカーボンニュートラルの実現へ貢献する事業開発に取り組む。
NTT西日本グループは、顧客のEV導入時における諸課題を総合的に解決することでEVへのシフトを支援し、温室効果ガスの削減へ貢献していくソリューションの開発を進めているという。このソリューションの実現に向け、EVを「モビリティ」と「蓄電池」の価値を統合して管理する新たなエネルギーマネジメントの技術システムを有するREXEVと業務提携し協業を進める。
具体的には、NTT西日本グループの再生可能エネルギーとICTを統合した総合コンサルティングと、REXEVのEVエネルギーマネジメントに関する技術システムを組み合わせることにより、再生可能エネルギーとEVの普及を促進し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する各種ソリューションを共創していく予定だという。
各社の役割としては、NTT西日本が「地域のカーボンニュートラル推進に向けたエネルギー×ICT総合コンサルティングの提供」、NTTビジネスソリューションズが「EVシフト支援およびEVエネルギーマネジメントサービスの開発」、REXEVが「e-モビリティ管理プラットフォームを中心とするEV・エネルギーマネジメント技術システムの提供」を行う。
NTT西日本グループは今後、EVシフトを総合的に支援するソリューションを開発するとともに、2022年度下期より本格的な市場展開を進めるとしている。