IRISは6月28日、タクシーサイネージメディア「Tokyo Prime」の開発・運営により培った広告配信システム、サイネージ端末の選定・運用の支援をモビリティ関連企業に提供する「デジタルサイネージOEM事業」を開始することを発表した。その第1弾として、ヘリコプターサイネージの正式販売が同日に開始されたという。

デジタルサイネージとは、駅や店舗、施設などに、ディスプレイやプロジェクターなどの映像表示装置を設置して情報を発信するシステムのこと。 デジタルサイネージは「電子看板」とも呼ばれ、通常の広告よりも多くの情報を、手軽に、タイムリーに発信できることから、マーケティングの視点から大きな注目を集めている。

ヘリコプターサイネージは、同社とテレシーとSpace Aviationの3社が共同で1月27日から実証実験を開始し、今回、正式に販売を開始することになったという。正式販売開始に伴い、10機のヘリコプターにサイネージ端末が設置され、今後もさらに設置機体数の増加が予定されている。

3社の役割分担としては、IRISが広告配信システムの開発、運営、サイネージ端末の供給、テレシーが総販売代理店として広告商品企画、営業活動を行い、Space Aviationが媒体社としてサイネージ端末の設置・運用を担う。