Denodo Technologiesは6月23日、第6回年次クラウド利用調査の結果を発表した。同調査は、世界の3つの主要地域(北米、EMEA、APAC)の150を超える組織の関係者を対象に実施したもの。

同調査から、クラウド導入が引き続き急速に進んでおり、クラウド利用が中級レベルもしくは上級レベルであるという回答が54%に達していることがを明らかになった。

また、今年は、ハイブリッド・クラウドとプライベート・クラウドの開きが、大幅に広がったという。パブリック・クラウドの利用者は20%であるのに対し、約2倍の37.5%がハイブリッド・クラウドと回答したとのこと。

加えて、回答者のほぼ5人に4人(79%)がデータ主導型になるための主な障壁として、「データ統合の複雑さ」「データのアクセス性」「異なるデータ形式への対応」「生データをインサイトに変える分析スキルとリソースの不足」を挙げているという。

そのほか、クラウド・サービス・プロバイダーの選択では、Microsoft Azure と Amazon Web Services(AWS)が大差で他社を引き離していることがわかった。

Azureは2年連続で AWSを僅差で抑えていたが、今年は AWS(44.6%)が Azure(26.2%)を抜いて大きく上回った。3番目に人気のあるクラウドサービスはGoogle Cloud Platform(8%)であり、Alibabaは、2021年の1.4%から3.6%へと弾みをつけているという。