電通プロモーションプラス(旧電通テック)は6月8日、店頭での商品ピックアップなどの動きをトリガーに、生活者にプロモーション映像を配信できるソリューション「リテールDXサイネージ Shelf Motion」の提供を発表した。

同ソリューションは、キヤノンITソリューションズが提供するAI(人工知能)商品認識プラットフォーム「StoreMotion」とデジタルサイネージの映像配信システムを連携したものだ。小売店の棚前での生活者の商品取り出し、または商品戻しといった動作をトリガーに、手に取られた商品に合わせて映像コンテンツを配信することができる。店舗ゴンドラにカメラを設置し、映像解析用PCと繋ぐのみで利用できるため、小売り・流通のさまざまな棚にマッチしたシステムを柔軟に構築可能だ。

  • 「リテールDXサイネージ Shelf Motion」の利用イメージ

例えば、食品表示やサイズ・カラーバリエーション・機能などの商品スペック、クローズドキャンペーンの告知、異なるカテゴリー商品のコンテンツや一般ユーザーの口コミ/投稿画像などをサイネージに表示させることで、購入検討直前の購買訴求が行える。

また、同ソリューションでは、生活者の商品接触をデータ化することが可能だ。商品が取り出されたものの棚に戻された理由の分析や、棚前での購入確度が高くなるプロモーション手法の施策改善などにデータを活用できる。