ヴァル研究所は5月30日、スマートフォンアプリ「駅すぱあと」アプリや、通勤手当の申請・管理システム「駅すぱあと 通勤費Web」に、二酸化炭素(以下、CO2)排出量削減を支援する機能を実装したと発表した。

「駅すぱあと」アプリでは、経路検索結果の表示画面にCO2排出量別タブ「ecoルート順」が追加された。「ecoルート順」タブは、経路検索結果として、より環境に配慮した経路をアイコンとともに表示して経路を比較できる機能。

  • 「ecoルート順」タブのイメージ

「駅すぱあと 通勤費Web」では2022年春に、登録した自宅住所から勤務地住所までの自家用車通勤時の予測走行距離を基にしたCO2排出量を計算する機能が追加された。

公共交通を利用した通勤経路によるCO2排出量の計算と同機能を併用することで、通勤手段の変更によるCO2排出量削減の試算が可能になる。

同社は、2005年より「駅すぱあと」の一部製品において、経路の距離に応じたCO2の排出量やCO2排出量順での経路探索結果を表示してきた。2020年10月に出された日本政府による「2050年カーボンニュートラル宣言」を踏まえ、「駅すぱあと」関連の各サービスでも、社会貢献を目的として新たな機能を追加したという。

  • 「駅すぱあと 通勤費Web」におけるCO2排出量の表示イメージ