米国インフォマティカは5月26日(現地時間)、米国Oracleとクラウド分野における戦略的パートナーシップを発表した。

これにより、インフォマティカのデータ統合およびデータガバナンス・ソリューションをOCI(Oracle Cloud Infrastructur)上で利用することが可能になる。また、Oracleはインフォマティカが提供するIDMC(Intelligent Data Management Cloud)を、Oracle Autonomous Database、Oracle Exadata Database Service、Oracle Exadata Cloud@Customer、Oracle Object Storageと統合し、同ソリューションをOracle Cloud Marketplaceで提供する予定だ。

両社は今回のパートナーシップにより、データベース、データウェアハウス、データレイク、データレイクハウス、エンタープライズアナリティクス、データサイエンスの分野を対象に、クラウドデータ管理、データ統合、データガバナンスのソリューションを展開するとしている。

今回の新たなパートナーシップはインフォマティカの「Cloud Data Warehouse Modernization」プログラムが基礎となっており、自社内のみで移行を行う場合と比べて、オンプレミスのアプリケーションやデータウェアハウスのクラウドへの移行を簡素化する。さらに同社のMigration Factory、保守サービス、プロフェッショナルサービスなども提供する。

また、Oracleによる無償のデータベース移行ツール、ライセンスの移植性を提供するBYOL (Bring Your Own Licenses to Cloud)、「Oracle Support Rewards」プログラム、そしてOracle Cloud Lift Servicesのクラウド移行の専門家によるサポートも提供予定だ。