ニチイ学館は4月25日、専門人材の確保が難しいとされる医療機関の課題解決に向けて、東日本電信電話(NTT東日本)のICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)ノウハウを活用した遠隔医療事務サービス「Nichii Connect」の提供を5月1日より開始すると発表した。

同サービスでは、従来は医療機関内で行われていた医療事務の専門業務を集約センターから遠隔で実施する。特に人口減少地域の医療機関や開業直後のクリニックなど、専門人材の確保が難しいとされる医療機関の事務運営を支援するという。診療報酬の計算や点検、修正など、診療報酬に関する専門知識と経験を要する業務を集約センターから行うとのことだ。

  • 「Nichii Connect」のサービスイメージ」のサービスイメージ

同サービスの利用により、医療機関は専門知識を持ったスタッフを雇用または育成する必要がなくなり、医療機関経営者の人材雇用に関する負担軽減が見込める。ニチイ学館の専門スタッフが集約センターから業務を行うため、請求漏れや査定、返戻の抑制にもなるとしている。

  • 「Nichii Connect」による業務効率化のイメージ