最大24検体を約2.5時間で測定可能

堀場アドバンストテクノのBio Industry事業部 Rapicaチームの小牧直人氏は「Rapicaは、従来、数日かかっていた微生物検査をその日のうちに行えることをコンセプトに開発を行った」とした。

Rapicaの製品コンセプトとして挙げられたのは、「迅速」、「自動化」、「高感度」、「菌種を問わない幅広い測定対象」の4つ。

  • Rapicaの製品コンセプト

    Rapicaの製品コンセプト(出典:堀場製作所)

「迅速」の部分では、最大24検体を約2.5時間で測定が可能で、生産性向上に貢献するとしており、「自動化」の部分では、検体への試薬分注から測定結果がでるまでの工程を自動化しており、作業者による差をなくし、測定者からの微生物汚染リスクを低減できるため、検査品質の向上につながるとしている。

  • Rapicaの測定方法

    Rapicaの測定方法(出典:堀場製作所)

また、「高感度」の部分では、生菌由来のATPだけを1細胞レベルで検出することができ、「菌種を問わない幅広い測定対象」では、細菌、カビ、酵母など多様な種類の微生物を検出可能だとしている。菌種の同定は、ATP抽出液で細胞膜を破砕するため、検査後にそのまま行うことはできないが、サンプルを別で培養して同定するといった方法が考えられるとしている。

堀場製作所は、同製品の汎用性の高さから、製薬・飲料の出荷検査や工程検査、純水や設備洗浄水の管理、再生医療分野での出荷検査などさまざまな検査シーンにおいて活用できるとしている。

なお、希望販売価格は2,500万円(税別)からで、2024年からの海外展開も視野に入れ、2022年4月からの5年累計で50台の販売を目指すとしている。