日立製作所(日立)と日立ビルシステムは4月5日、エレベーターの完成イメージをWeb上で作成、確認できるシミュレーターを開発しWebサイトで公開したことを発表した。

両社が開発したシミュレーター「3D Design Simulator」は、エレベーターの乗りかご内や乗り場の仕様を一覧から選択し、実機を細部まで再現した3次元コンピュータグラフィック(3D CG)で完成イメージを確認できるツール。

  • 「3D Design Simulator」の画面イメージ

専用のデザインソフトは不要で、汎用的なPCからWeb上で操作が可能。アイコンや画像ボタンを多用したGUI(Graphical User Interface)を採用し、専門知識がない人でも直感的に操作できる。

作成した完成イメージは、ボタン操作によって、拡大・縮小や、3次元での回転、実際に上下に走行する際のイメージの確認などが可能で、さまざまな観点からデザインを検証することができる。ビルの計画・設計を行う施主、設計会社、建設会社などの使用を想定しており、手持ちのPCでエレベーターのデザインを自由に検討し、ビルの空間デザインとの整合性を確認するといったことが可能になる。