米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は4月1日(米国時間)、「Apple Releases Security Updates|CISA」において、iPhone・iPad・Macに複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。

脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

  • About the security content of iOS 15.4.1 and iPadOS 15.4.1 - Apple Support

    About the security content of iOS 15.4.1 and iPadOS 15.4.1 - Apple Support

脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • iOS 15.4.1 (iPhone 6sおよびこれ以降のモデル)より前のバージョン
  • iPadOS 15.4.1 (iPad Proの全モデル、iPad Air 2およびこれ以降のモデル、iPad第5世代およびこれ以降のモデル、iPad mini 4およびこれ以降のモデル、iPod touch第7世代)より前のバージョン
  • macOS Monterey 12.3.1より前のバージョン

脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • iOS 15.4.1 (iPhone 6sおよびこれ以降のモデル)
  • iPadOS 15.4.1 (iPad Proの全モデル、iPad Air 2およびこれ以降のモデル、iPad第5世代およびこれ以降のモデル、iPad mini 4およびこれ以降のモデル、iPod touch第7世代)
  • macOS Monterey 12.3.1

この脆弱性はすでにサイバー攻撃に悪用されていることが確認されており注意が必要。CISAは、ユーザーおよび管理者に対し、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じて可能な限り迅速にアップデートを適用することを推奨している。