三菱電機は、中国のFA製品販売会社である「Mitsubishi Electric Automation(China):三菱電機自動化(中国)」内に、「中国共創センター」を開設し、FA製品のアプリケーション開発業務を2022年4月1日から開始することを発表した。

近年、半導体・電子部品・データセンターなどのデジタル関連分野やリチウムイオンバッテリーなどの脱炭素関連分野に加え、自動車、物流、食品・飲料などの広範な業種で、FA製品のさまざまなアプリケーションのニーズが高まっており、多様化が進む中国市場のニーズに、より迅速かつ柔軟に対応するため、中国共創センターの開設に至ったという。

同センターはおもに、FA製品のカスタム機能開発やモーションプログラム開発といったクライアントのニーズに合わせたFA製品のアプリケーション開発や個別仕様への対応を担う予定だという。これにより、中国のクライアントニーズに応じた迅速かつ柔軟なアプリケーション開発体制を強化し、中国でのFAシステム事業の拡大を図る方針だ。

今回の中国共創センターに続き、2023年度以降に北米、欧州、インドなどほかの地域でも共創センターを開設し、2025年にはグローバルで200名以上のエンジニアの配置を計画することで、各国でのFA製品のアプリケーション開発体制の強化を目指していくとしている。

  • 「Mitsubishi Electric Automation(China):三菱電機自動化(中国)」

    中国共創センターが入居するMitsubishi Electric Automation(China)