NECファシリティーズは3月10日、企業が所有する不動産を経営戦略の一環として有効活用するCRE戦略(Corporate Real Estate戦略)の策定から実行・運用までを総合的に支援する「CRE戦略トータルサポートサービス」の提供を発表した。
今後は同サービスを、主に製造業向けに提供する。企業の工場進出に伴う最適な土地・建物情報の提供、保有・賃貸借不動産の有効活用の提案、工場閉鎖に伴う不動産売却・移転などの仲介・コンサルティングを実施するとともに、従業員の住居を含めたCRE戦略をトータルでサポートする。
NECファシリティーズはこれまで、NECグループのCRE戦略に携わる不動産統括会社として、不動産の売買や賃貸管理、運用見直し、不動産取引に携わってきた。
同サービスでは、同社の専門家が立地や相場不動産市場の動向などを基に不動産を分析し、維持管理コストの削減や建物にかかる修繕・建て替え計画、BCP(事業継続計画)対策に基づく移転計画だけでなく、事務所や工場の新築・移転時における従業員の寮・社宅・転勤者住居・持家のサポートなどを提案する。