Qiitaは2月17日、エンジニアと企業のマッチングサービス「Qiita Jobs」において「プロダクトアドバイザー制度」の取り組みを開始した。また、利用企業からのフィードバックを公開する取り組みも同日よりクローズドベータとしてテスト開始している。

「Qiita Jobs」は求職者に対してチャットを通じて気軽にアプローチできる点が特徴。プロダクトアドバイザーはサービス利用企業からのフィードバックをもとに、同サービスの開発チームに対して具体的な機能の改善点や優先度のアドバイスを行う。プロダクトアドバイザーと開発チームが共に開発を推進することで、より良いサービスの提供を目指す。

  • プロダクトアドバイザーとして活動を開始する4名

またこれまで、運営チームと利用企業とのコミュニケーションにおいては「フィードバックの場が一元化されていない」「フィードバックに対してリアルタイムで対応進捗の共有ができていない」「機能リリースの案内などのお知らせにおいて、コミュニケーションが一方通行になりやすい」といった課題があったという。

そこで同社は、「GitHub」のIssueとして利用企業からのフィードバックを受け付け、それをカンバン形式でステータスを管理し可視化する取り組みをクローズドベータとしてテスト開始する。

これにより、多くの利用企業のエンジニア採用担当者が意見表明可能となるため、オープンなフィードバックの場になることを期待しているという。加えて、要望や意見が運営に届いているのかが可視化される利点があるとのことだ。

GitHubのアカウントを持っていない採用担当者も多いことが予想されるが、多くのエンジニアが利用するGitHubを採用担当者も利用する機会を設けることで「エンジニアを身近に感じられるのではないか」「サービスをきっかけにエンジニア文化に触れる機会を作れるのではないか」と判断し、GitHubによる運用を採用したようだ。