コンタクトレンズブランド「アキュビュー」を展開するジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケア カンパニーは、全国の10代~50代の男女で、花粉症のアレルギー症状があるコンタクトレンズ装用者900名に対し、花粉症シーズン中のコンタクトレンズの装用状況や悩み、眼科受診についての調査結果を2月7日に発表した。
調査の結果、目のアレルギー症状が出ている状態にもかかわらず、約7割(69.0%)の人が自己判断でコンタクトレンズを装用した経験があると回答。自己判断でコンタクトレンズを装用した人のうち4人に1人以上(28.3%)の人が目のアレルギー症状の悪化を経験していると答えた。
アレルギー症状が出ている状態でもコンタクトレンズを「使用したい」と回答した人は67.6%だったが、コンタクトレンズ購入に伴う眼科受診時に、「花粉症に伴う目のアレルギー症状について相談しない」と回答した人は61.7%に上った。
また、「コンタクトレンズの使用を中止するよう指導があったにもかかわらず中止しなかった」のは62.1%で、そのうち34.1%が指導に従わなかった結果、目のアレルギー症状が悪化した経験があると回答したという。
調査結果について、順天堂大学医学部附属浦安病院 眼科教授 海老原 伸行氏は「アレルギーシーズン中も、目の健康を保ちながら一人ひとりのライフスタイルやニーズに応じて快適に生活するために、ご自身の判断でコンタクトレンズを使うのを控え、症状が出る前に積極的に眼科医にご相談ください」とコメントを寄せた。
ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケア カンパニーも「花粉症の方は眼科医に相談したうえで、コンタクトレンズの使用を行ってほしい」とした。
なお、調査結果の全容は同社のWebページで公開している。