関西電力とWILLERは2月7日、次世代モビリティ事業および関連ビジネスを展開するために必要な企画開発やその実施に関する業務提携に合意したことを発表した。両社は次世代モビリティ事業に関する開発を進めることで、持続可能な移動サービスの創出や脱炭素社会の実現への貢献を目指す。

  • 関西電力とWILLERによる業務提携の概要

両者は今回の業務提携において、互いの強みを生かしてエネルギーとモビリティを組み合わせた新サービスの開発に取り組む予定だ。WILLERはゼロカーボン社会の実現に向けて、エリア回遊型移動サービス「mobi」車両の電動化を検討する。一方の関西電力は、再生可能エネルギーの活用や充電方式およびエネルギーマネジメントの開発など、モビリティの運行とエネルギー供給の最適化に向けた検討を進める。

国内では人口減少や少子高齢化などに伴って、将来的には地域社会の維持が困難になることが想定され、交通分野では持続可能である新たなモビリティサービスへの取り組みが必要とされる。また、2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、モビリティの電動化や再生可能エネルギーの活用に対する社会の期待が高まっている。こうした背景を受けて両社は業務提携の締結に至ったとのことだ。