KDDIとWILLERは12月22日、エリア定額のクルマ乗り放題サービス「mobi」を2022年1月から提供開始すると発表した。両社はモビリティサービスと通信技術を掛け合わせることで、都市部および地方の社会課題を解決するとともに新たな移動体験の提供を目指す。

  • 「mobi」の車体イメージ

同サービスは人と街がつながりコミュニティが生まれる「Community Mobility」をコンセプトとしている。アプリや電話から配車が可能で、AIルーティングによりサービス利用者の予約状況や道路状況を考慮して、半径約2キロメートルを目安に最適なルートでの移動を提供する。

  • 配車アプリ画面

子どもの送迎や買い物、外食、高齢者の移動、免許を保有しない家族の送迎など、幅広い用途に応じた利用を実現するという。利用料金は、30日間定額プランが5000円からで、1回乗車プランでは大人300円および小学生以下150円。

なお、2022年1月からWILLERの100%子会社であるCommunity Mobilityとしてサービスの提供を開始し、2022年4月1日からは合弁会社(社名同じ、議決権比率:WILLER 51% KDDI 49%)を設立して事業を開始するとのことだ。

合弁会社では、WILLERが持つ独自のITマーケティングシステムや交通事業者の知見に加えて、KDDIが持つ地方自治体とのつながりやデータ活用の知見を生かし、地域の需要に合わせたサービス展開を予定している。また、キッザニアなどとも連携し施設への無料送迎といったサービスの展開も視野に入れている。