Symphony Technology Group(STG)は1月19日、2021年10月に発表されたMcAfee EnterpriseとFireEyeの統合により設立された新法人の社名を「Trellix(トレリックス)」と発表した。新会社はExtended Detection and Response(XDR)製品を提供する。

新社名は、植物や樹木を這わせる際の支えに使われる「トレリス」の強く安定した構造を想起させるもの。新社名の下、Trellixは、最先端のサイバー脅威からビジネスを守るために学習し、適応する、常に進化を続けるセキュリティを通じて、強靭で確かな組織を構築するというブランドプロミスを実現していくという。

McAfeeは2021年3月、法人向け事業をSTGに40億ドルで売却することを発表した。これにより、コンシューマー向け事業に専念することを表明していた。

FireEyeは2021年6月、STGに「FireEye」製品事業を売却することを発表。それにより、同社のネットワーク、メール、エンドポイントやクラウドセキュリティ製品は、Mandiantのソフトウェアやサービスから切り離された。

STGは今四半期末に、CASB(Cloud Access Security Broker)やSWG(Secure Web Gateway)、ZTNA(Zero Trust Network Access)など、McAfee EnterpriseのSSE(Secure Service Edge)ポートフォリオを独立した事業として立ち上げる予定としている。