MediaTekとAMDは11月18日(米国時間)、MediaTekの2×2 Wi-Fi 6(2.4/5GHz)および6E(最大7.125GHzの6GHz帯)と、Bluetooth 5.2(BT/BLE)をサポートするチップセット「Filogic 330P」を搭載した「AMD RZ600シリーズWi-Fi 6Eモジュール」を第1弾として、Wi-Fiソリューションを共同で開発していくことを発表した。
Filogic 330Pは、160MHzのチャネル帯域幅での新しい6GHzの周波数帯のサポートを含め、最大2.4Gbpsの接続をサポートする製品でで、MediaTekのパワーアンプ(PA)と低ノイズアンプ(LNA)技術を統合することで電力消費の最適化が図られ、設計に必要な面積を縮小しているため、あらゆるサイズのノートPCに組み込むことが可能だという。
また、AMDでは、同チップセットを搭載したAMD RZ600シリーズWi-Fi 6Eモジュールは、AMDのWi-Fi機能を拡張し、最新のインタラクティブゲームのプレイ、リモートワーク、大規模プロジェクトの遂行などに向け、OEMおよびエンドユーザーに優れたコネクティビティソリューションを提供すると説明している。
なお、Filogic 330Pチップセットは、2022年以降のノートPCとデスクトップPC向け次世代AMD RyzenシリーズCPUに搭載され、低遅延かつ高速なWi-Fi速度を提供する予定だという。