東京商工リサーチは11月2日、第10回「全国女性社長」調査を発表した。同調査は、同社が保有する約400万社の経営者情報から、女性社長(病院、生協、女性社長の人数、産業別の人数、都道府県別の人数、出身大学、名前について、抽出・分析を行ったもの。

今回の調査では、全国の女性社長は54万919人となり、調査を開始以来、初めて50万人を超えたという。前回調査(2019年)の47万8,619人から13.0%増加した。全企業に占める割合は14.2%(前回13.6%)で、産業別では飲食業などを含む「サービス業他」が47.1%と最も多い。

都道府県別の女性社長数は、東京都が14万1,962人で最多となり(前回12万3,351人)、調査を開始以来、10回連続トップを守った。これに、大阪府5万2,249人、神奈川県3万4,457人、愛知県2万8,712人、福岡県2万3,745人と続いている。

女性社長の名前の1位は、「和子」が5,796人で10回連続トップだった。第2位「幸子」5,300人、第3位「洋子」5,203人、第4位「裕子」4,368人までは前回と変わらなかったが、 5位には前回7位の「陽子」3,757人がランクインした。

  • 女性社長 名前ランキング 資料:東京商工リサーチ

女性社長の出身大学は、日本大学が452人(前回420人)で10回連続のトップとんった。これに、慶応義塾大学372人、東京女子医科大学314人、早稲田大学300人、青山学院大学235人と続いている。7位の同志社大学を除き、東京都に本部を置く大学が10位以内に9大学ランクインした。

  • 女性社長 出身大学ランキング 資料:東京商工リサーチ