バイオテクノロジー企業の米Elixirgen Therapeutics(エリクサジェン・セラピューティックス)は、 開発中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)向け自己複製型RNAワクチン「EXG-5003」の日本を除く世界での独占的販売権を、 グローバル製薬企業(社名非公開)に、 ライセンスしたことを明らかにした。

EXG-5003は、新型コロナのスパイクタンパク質の受容体結合ドメイン(RBD)を発現する、 皮内投与に最適化された独自の温度制御性を持つ自己複製型RNAワクチン。細胞性免疫を誘導することで、変異株に対しても効果が得られるようデザインされているという。

なお、日本でも2021年5月より第1/2相臨床試験を開始しており、20〜55歳の成人参加者60名を対象として、安全性と免疫原性の評価が進められているという。