博報堂メディカルは9月3日、アドビと協業して製薬企業の医療用医薬品プロモーションにおけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するサービスの提供を開始すると発表した。博報堂メディカルは同日、同サービスを推進する専門部隊「Medical DX チーム」を発足した。

「Medical DX チーム」は、博報堂メディカルの医療用医薬品のマーケティングや、デジタルならではのクリエイティブ・コンテンツ制作のノウハウと、アドビのデータ分析を組み合わせ、両社のディスカッションを踏まえたデジタルコミュニケーションのPDCAサイクルを回す。

両社によると、製薬会社のDX推進のプロジェクトセットアップから、複数領域における医療従事者向けコンテンツ戦略立案および制作、オウンドサイトへの掲載、初回のアドビによる分析までを約6カ月で達成したという。

アドビ エクスペリエンスビジネスサービス部 部長の山田智久氏は、「新型コロナウイルスの影響もあり、デジタル化による医療従事者や患者への迅速で正確な情報提供は、業界全体における喫緊の課題だ。両社の実績やノウハウを生かしコンテンツ戦略からデジタルマーケティングの運用までを支援していく」とコメントした。