NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は8月19日、大規模なシステム構築や複雑なコマンド入力を必要とせずWebブラウザ上で秘密計算が利用できるクラウドサービス「析秘」の提供を開始した。

  • サービスのイメージ図

「析秘」は、クラウド上で秘密計算(データを秘匿化したまま分析を行い結果のみを出力する技術)が活用できるサービス。クラウドサービスとして提供されるため、オンプレミスでの大規模なシステム構築や専用ソフトのインストールは不要で、秘密計算を活用するまでのリードタイムを短縮でき、初期投資を抑制できるという。

利用にあたっては複雑なコマンド入力が不要で、汎用的なWebブラウザを用いてWeb UIを介して直感的に秘密計算用のシステムを利用できるため、技術的な導入のハードルを下げることが可能だとしている。

利用するレコード数、付与するID数に応じ3つの料金プランを用意しており、利用料金は、「100万レコードプラン」(付与ID数は10)が初期費用55万円、月額費用44万円、「1000万レコードプラン」(付与ID数は20)が初期費用110万円、月額費用93万5,000円、「1億レコードプラン」(付与ID数は40)が期費用220万円、月額費用374万円(価格はいずれも税込み)。