トランスコスモスは6月4日、デジタルマーケティング・EC・コンタクトセンター(DEC)サービスの連携をさらに強化し、複数チャネルの統合サービス提供を推進するため、DX推進本部を新設したことを発表した。
同社は近年、企業のDXを推進してきたが、コロナ禍により人との接触が制限される中でより多角的な視点からCX向上を推進することが求められているのに加え、それぞれの業界の状況に即したDXが必要不可欠となっているという。
顧客はWebサイトやアプリを通じて企業へ問い合わせ、AIによるチャットbotで解決できない場合は有人チャットや音声対応へ誘導する必要がある。また、コンタクトセンターのVOC分析をもとにWebサイトのUI/UX改善は必要不可欠で、顧客はSNSを通じて購買意欲を高める体験をしている。こうした一連のプロセスを、チャネルごとではなく総合的に管理することで、定量・定性的に課題を可視化するということだ。
新設したDX推進本部とともに、VOC活用を起点とした複合的なサービスの提案・提供を強化しCXMを実現することで、企業のパートナーとしてDXを支援し、CXやロイヤルティの向上、売上拡大に貢献するとしている。