Microsoftは米国時間2021年5月27日、Microsoft 365 for the webのExcel Onlineで、「Officeスクリプト」が利用可能になったことを公式ブログで発表した。OfficeスクリプトはExcel Onlineの操作を記録して自動実行を可能にする機能で、テキストエディターでいえばキーボードマクロを連想すると分かりやすい。具体的には複数セルの計算やグラフ作成といった操作をTypeScriptのコードに置き換える。筆者が確認した限りでは日本語環境でも利用可能だった。

  • Excel Online上の操作をTypeScriptコードに変換する(画像はすべて公式ブログより抜粋)

    Excel Online上の操作をTypeScriptコードに変換する(画像はすべて公式ブログより抜粋)

作成したOffceスクリプトはPower Automate経由で自動実行できる。より詳細を確認するには、公式ドキュメントサポートページサンプルコードに目を通すことをお薦めしたい。近年のMicrosoftは業務効率を向上させる「Power Platform」に注力し、デスクトップ操作を自動化する「Power Automate Desktop」をWindows 10に解放するなど、RPA(ロボティック プロセス オートメーション)施策を推し進めている。

  • Power AutomateによるOfficeスクリプトの自動実行フロー

    Power AutomateによるOfficeスクリプトの自動実行フロー