Vivaldi Technologiesは3月17日(米国時間)、「Vivaldi fires up performance|Vivaldi Browser」において、Webブラウザ「Vivaldi」の最新版となる「Vivaldi 3.7」の公開を伝えた。今回のバージョンは「パフォーマンスの向上」がメインテーマとして取り組まれており、日常的に利用する機能が高速化している。

Vivaldi 3.7の主な特徴は次のとおり。

  • タブを開く速度を2倍に高速化
  • ウィンドウを開く速度を26%高速化
  • M1 Macにネイティブ対応(ブラウジングが2倍高速化、全体パフォーマンス向上)
  • タブを一気にまとめる「ホスト毎にスタック」機能を追加
  • Webパネル自動再読み込み機能を追加
  • Webページメニューのカスタマイズ性向上
  • クイックコマンドの改。

以下、新機能であるホスト別にタブスタックを自動整理する機能を紹介しよう。例えば、次のように多くのタブを開いているケースを考える。

  • 多くのタブを開いている状態

    多くのタブを開いている状態

ここでタブのメニューから「ホスト毎にスタック」を選択する。

  • タブのメニューから「ホスト毎にスタック」を選択

    タブのメニューから「ホスト毎にスタック」を選択

すると次のスクリーンショットのように、ホスト毎にタブが2段にスタックされるようになる。

  • 「ホスト毎にスタック」で自動的に二段タブに整理された状態

    「ホスト毎にスタック」で自動的に2段タブに整理された状態

タブを2段で表示する機能は前回のリリースで取り込まれた。Vivaldi 3.7ではこの2段のタブへ自動的に整理する機能が追加された。多くのタグを開いている場合でも、この機能を使ってホストごとにタブをまとめておくと便利だ。

主要WebブラウザはUI/UXも提供する機能も似たものになっているが、VivaldiはChromiumの技術をベースにしつつも、UI/UXおよび機能の双方において独自路線を進んでいる。ほかの主要Webブラウザが提供していない機能を率先して実装して投入する姿勢を続けており、アドバンスドユーザーに人気がある。