マクニカは、自動運転レベル4に対応するNAVYA製自動運転シャトルバス「EVO」(エヴォ)の国内向け販売を開始することを発表した。

同製品は、最大乗車定員15人、最高速度25km/h(推奨速度18km/h以下)の電気自動車(EV)で、自動運転レベル4に対応しており、私有地などの限定エリアにおいてODD(運行設計領域)に基づく走行環境を満たす場合は、オペレーターの同乗なしで完全自動運転を実現可能だとしている。

すでにNAVYAの自動運転ソリューションは20か国以上で200台以上の導入実績があり、東京/羽田イノベーションシティや、茨城県境町でも運行されている。

マクニカではEVOの提供だけでなく、ソリューション・プロバイダーとしてさまざまなテクノロジーのポートフォリオを活かし、運行管理システム(FMS)やV2Xなどのソリューションを合わせて提供することで、より安心で安全な自動運転の実現を支援し、車両や周辺環境から収集・蓄積されたデータを、AIを活用して分析するなど、新たなモビリティサービスの構築を支援するとしている。

受注は、2021年1月20日からの開始を予定しており、同社では同日より東京ビッグサイトで開催される予定の「第1回 MaaS EXPO」にて、実際の車両の展示や製品紹介を行うとしている。

  • NAVYA製の新型自動運転シャトルバス「EVO」

    NAVYA製の新型自動運転シャトルバス「EVO」(出所:マクニカ)